生卵1個100円でも爆売れ
あなたは生卵1個にいくらかけるでしょうか?
スーパー等で売っている卵は10個パックで200円程度します。1個当たり20円です。しかし、それでも高いと感じる人は多いため、スーパーでは特売を実施して10個パック100~150円(1個あたり10~15円)で販売されていることも珍しくありません。
そんな中、1個50~100円もするような生卵が爆売れしているようです。
実際に楽天市場で「卵」と検索してみましょう。
価格:1,890円 |
山田養鶏の「濃厚卵黄 もみじたまご」が出てきました。
20個で1890円! 1個あたり94.5円です!!
価格:3,500円 |
楽天市場によると60個入りで3500円だそうです。(1個当たり58.3円)
なぜネットで高い生卵を買うのか
①:新鮮というキーワード
ネットではいい意味で「客単価が狂う」
https://toyokeizai.net/articles/-/313937
リアル店舗ではまず売れないような高値でモノが売れることがあるのです。それに加えて、ネット上では旧来の思い込みや常識をくつがえすような事態もたびたび起こります。
スーパーよりも新鮮で入手できる
楽天市場の生卵は生産者から消費者に直送するため、産卵の翌日には届けることができる。ネット通販だからこそ、今までは手に入りにくかった新鮮な生卵を買えるようになったというわけです。
ネット通販を使用すると問屋やスーパー、デパート等の販売店を一切排除して直接取引出来るため、余計な「時間」と「コスト」を削減出来るようになります。
実際、生卵の消費期限は採卵から21日と設定されています。しかし、パックされてスーパー等の販売店に並ぶまで7日間かかるため、消費者が食べるまでに新鮮さが3分の1失われてしまいます。
新鮮な卵の特徴としてまず「卵黄膜が破れにくい」が挙げられます。よく、「新鮮さのあまり、つまめる弾力!」といった広告を見たことありませんか?これは新鮮なことで卵黄膜が破れにくいためつまむことが出来るのです。
逆に消費期限ぎりぎりの卵黄膜は破れやすく、割ってお皿に落としただけで簡単に破れてしまいます。
山田養鶏 公式HPより抜粋
卵白にも特徴はあるの?
卵白の特徴としては卵黄の周りが大きく盛り上がるといったことが挙げられます。これは濃厚卵白の中のオボムチンというたんぱく質がしっかりとした構造を形成しているためです。オボムチンは時間経過と共に構造を保てなくなるため、消費期限ぎりぎりの卵白はだばーっと周りに広がりがちです。
新鮮な卵は卵かけご飯や目玉焼きとして使用する場合は、美味しく見栄えもよく仕上がります。
一方で、ゆで卵には向いておりません。新鮮な卵は卵白と卵殻(卵の殻)の間に隙間がないため、茹でた後に剥きにくくなります。よって綺麗に剥けず、ボコボコに穴があいたゆで卵が出来てしまいます。
卵は時間経過によって卵白中の二酸化炭素が抜けて、卵殻との間に隙間をつくります。これによってゆで卵が剥きやすくなるのです。
②:こだわりを宣伝しやすい
昨今ではさまざまなこだわりの卵が出現しています。
最近では鶏卵初の機能性表示食品として「伊勢の卵」が有名になっています。
知名度の高いものとして「ヨード卵」「森のたまご」が挙げられ、その他〇〇農場の卵、たまごかけご飯専用の卵、色の違い等こだわりの卵が乱立しているのが現状です。
たくさんのこだわりの卵がスーパーに並べられていてもこだわり部分をほとんど説明出来ない上、戦う相手は安い卵(10個170円とか)、、、。
生産者はコストをかけたのに売れず、消費者は良く分からない卵にお金をかけられず、、、いいことないですよね。
一方、ネット通販の「楽天市場」や「Amazon」にはスーパーにあるような安い卵は売っていません。
それは、ネット通販では「卵を安く売るセール」を行っていませんし、送料がかかることで安く売れないからです。
しかし、各農場によるこだわりの卵は「こだわり部分」をしっかり広告し、気に入った人は高値でも買いたいと思うことで1個100円であっても買われていくのです。
おまけ
①:アローカナのたまご
幸せを呼ぶと言われるアローカナの卵です。
栄養も豊富で乳を使用しないローマ風カルボナーラをつくるとコクをしっかりと感じられます。
【幸せたまご】アローカナ鶏のヒット卵ぐ・りーん30個鮮度保証!北海道・沖縄別途 価格:2,360円 |
②:燻製たまご
今回の新鮮というコンセプトとは異なりますが燻製好きとしては買ってみたい1品です。
まごころ製法 手造り くんせい卵 10個入り×3箱 福島特産品 価格:3,240円 |
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